飲食店が農家さんから直接仕入れるメリット・デメリット3選

飲食店

農家さんから、直接仕入れたことはないけど、直接仕入れるメリットって何があるの?何かあったときのデメリットも教えて欲しい!

こんな声にお応えします。

この記事を読むことで、農家さんから直接仕入れるメリット、デメリットが整理され、理解できます。

私自身も飲食店の店長をしていて、農家さんから直接じゃがいもや玉ねぎを仕入れて、加工し、メニューとして提供してきた経験があります。

そこで、卸問屋や市場と比較した、農家さんから直接仕入れるメリット、デメリットを並べました。

農家から仕入れるメリット3選

メリットを自社目線・顧客目線に分けて考えました。

自社目線:仕入れ価格が安くなる

農協を通していないぶん、中間マージンを省くことができるので、仕入れ価格が安くなります。

実際、私自身も2020年の秋に農家さんから「じゃがいも」を仕入れました。

普段、仕入れている市場と比較すると同じ品種の「じゃがいも」なのに、市場を通していないだけで、仕入れ値は通常の1/3ほどでした。

年間にすると、〜万は違ってくるでしょう。

顧客目線:〜農場仕入れ・契約農場という価値訴求になる

飲食店が「契約農場の北海道 高田農場さんからトマトを仕入れました!」

なんて書いてあったらどう思うでしょう?

食べ歩き好きな私にとっては

「そこまで食材にこだわっているんだ!食べたい!」

と思ったりします。

お客様から見たら、市場で仕入れるより、年間契約などで農家さんと契約して仕入れている方が付加価値につながります。

でも、疑問なのが「契約農場ってどうすれば?」というざっくりした疑問でしょう。

契約農場について、ネットで調べても、農政事務所に問い合わせしても明確な答えは返ってきませんでした。

ということで、200kg仕入れても、1kg仕入れても、農家さんからの仕入れを継続すれば「契約農場」になるんではないでしょうか…?(私の見解です)

顧客目線:希少な食材が手に入る

希少な食材が手に入ることもメリットの1つです。

私自身も、2020年の秋に仕入れたじゃがいもは、ただのじゃがいもじゃありませんでした。

市場に出回らない幻のじゃがいも」です。

なぜ、市場に出回らないのかというと、

「熱を加えても黒くなりにくい」ことから、大手お菓子メーカーが加工用として買い占めてしまうからです。

私も店舗で試作してびっくり。

揚げても、全く黒くならず、美味しいポテトチップスができました。

メニューで出したところ、お客様からは大好評。

その時の記事がこちら

農家から仕入れるデメリット3選

万が一の危険性がある

農協を通して仕入れていないので、危険性もゼロではありません。

代表的なものは「残留農薬」があります。

ただ、調べたりする中で普段「農協」に卸している農家さんは安心と言えます。

その基準をクリアして、卸しているわけですし、

産直の ECサイトも農協に卸している証明があれば、販売できるような仕組みにしています。

天候不順により、毎年取れるとは限らない

これが1番のネックなのですが、作物なので毎年取れるとは限りません。

台風がきて、作物の成長が思うようにいかなかったり、害虫にやられてしまったりと様々ですが、毎年同じものができるとは限りません。

安定供給を求めている事業者にとっては、苦しいですよね。

最低ロットが大きい場合があり、保存スペースを必要とする

これは農家さんにもよりますが、

「販売するときは100kg以上じゃないと売れない!」と言った農家さんも中にはいます。

都会で場所があまりない飲食店などは厳しいかもしれませんね、

ですが、条件等は農家さんによりますので、一度相談してみるのをオススメします。

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この記事を書いた人

鈴木 孝典

鈴木 孝典

北海道生まれの24歳。
「会社員」×「個人事業主」として活動中。
「飲食店店長」と「農家さんの販路開拓」のお手伝いをしています。

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